2019-05-15 第198回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
実際、イギリスのトニー・ブレア政権においては、政策評価のシステムとしてベストバリューというものがございました。さまざまな指標によって四段階に分けて、一番下の二五%に入ると、国からの指導のもとに、業務の外部委託とか、あるいは政府管理、他の自治体のフランチャイズ経営なども行われています。 そういうことも含めて、厚生労働省の見解はいかがでしょうか。
実際、イギリスのトニー・ブレア政権においては、政策評価のシステムとしてベストバリューというものがございました。さまざまな指標によって四段階に分けて、一番下の二五%に入ると、国からの指導のもとに、業務の外部委託とか、あるいは政府管理、他の自治体のフランチャイズ経営なども行われています。 そういうことも含めて、厚生労働省の見解はいかがでしょうか。
だから、単なるいわゆるバリュー・フォー・マネーだけではなくて、これは大事なんだけれども、ベストバリューが大事だということで、お金が掛かっても住民なり国民がそれは必要だと思うんだったらそれは当然提供していかなきゃいけない。だから、公立病院だって維持しなきゃいけないかもしれない。しかしながら、それは公立病院でなければならないかどうかは私は話は別だと思います。
例えば、これもイギリスの例なんですが、ベストバリュー制度というものがあって、そのベストバリュー制度というのは、ほかの市といろんな状態をもう端的に比較ができると、こういう利点があると、こういうことなんですが、そういうようなことも日本の地方自治体のこれからの在り方について考えておかなければいけないんじゃないかなというように思うんですが、いかがですか。
また、ベストバリューという、要するに税金を無駄にしないという発想なんですが、この中の四つのCといって評価をつけておりますが、挑戦、チャレンジですね、コンペア、比較、コンサルト、協議、コンピート、競争、この四つのCという基準を持っています。
そして、結果として、今、御承知かと思いますが、ブレア内閣になってから公共サービスの高品質化を目標とするベストバリュー政策というんですか、前の競争入札政策はもうやめにして新しい、質を中心に検討、チェックすると、そうやった結果良ければ入札するという制度に、入札じゃない、民間委託をするという方法に変わってきているというふうに伺っています。
そして、新たなベストバリューという仕組みに変えております。つまり、試行錯誤した後に利用者本位を重要視した仕組みに変えたわけでございます。 この利用者本位という基本は、イギリスのみならず、OECDの規制改革の提言にもしっかりと盛り込まれております。
そして、市場経済至上主義に立ったサッチャー政権で強制競争入札制度が導入されたイギリスで、サービスの質が低下したとして、ベストバリューという制度にもう改革されてきているんです。 本当にニュージーランドやイギリスというものを私どもはしっかりと参考にしていかなければならないというふうに思っています。
市場化テストのモデルとされるイギリスのサッチャー政権が実施した官民強制競争入札制度は、サービスが悪化したため、サービスの質や公正労働の確保の重視、市民参画を進めるベストバリューというシステムに改革されています。日本は、何周もおくれて、本家から何も学ばずに制度を導入しようとしていると言えます。 特に、日本の場合、実際の官民競争は、賃金、労働条件の切り下げ合戦になることが予想されます。